· 

令和七年 謹賀新年

謹賀新年

 

 朝の空気は透き通り 湖面はわずかな細波を立てていた。

 

 その穏やかさを断ち切るかのように 浜辺には朽ち果てた桟橋が横たわり 太く荒々しい鎖が大地に食い込んでいる。

 長い年月の風雪に耐え 錆びついた鉄の重みは 無骨な力強さと過酷な時の流れを物語ってる。

 

 その遥か彼方には 朝日を浴びて凛とそびえ立つ霊峰 富士が鎮座している。

 真白な雪化粧をまとったその姿は 清廉で荘厳 まさに正月の象徴のように大地を見守っている。

 

世界文化遺産