Fujiyama Base · 2026/03/15 渇水 富士河口湖 冬の空が大きくうねる日 湖は静かにその姿を変えていた。 かつては水の底にあった溶岩は いま大地に姿を現し 誰かの手によって静かに積み上げられていた。 不思議な程 絶妙な均衡で 空へ向かう小さな石の塔。 水位が四メートル下がった河口湖の岸辺では いつもは湖に浮かぶ六角堂まで 今は歩いて渡ることが出来る。 雲の流れ 乾いた大地 そして静かな湖。自然がほんの少し表情を変えただけで 見慣れた風景はまるで別の世界ように現れた。 そんな瞬間を この石の塔はそっと見守っている。 世界文化遺産 tagPlaceholderカテゴリ: Local